BMW M240i 納車 その2
2018年の5月は2シリーズクーペの納車が立て込んでいるそうで私のM240iもその内の1台となる。本当は3月の予定だったのが大幅に遅れての納車。リコール関連で国土交通省の認定を取り直す手続きに相当時間がかかったというのが販売会社から聞いた理由。
もともとの商談では在庫車を選び、3月中には納車できる手続きで進んでいた、はずだった。3月中旬にインポーターから認定取り直しの連絡が来て、すべての2シリーズクーペの販売が停止してしまったのだ。カブリオレやM2に至るまですべての2クーペが対象となったらしい。
結局5月納車となったのだが、国内在庫車なのでえらく長く待った形になった。こちらも急いでいたわけもなくのんびりと構えていたので、問題は無いけれどゴールデンウィークに予定していた遠出がキャンセルになったは、少し残念だった。
私以外にも2クーペを指をくわえて待っている人が全国にいるのだろうと思っていたが、販売会社いわく5月は怒濤の2クーペ納車祭りとなっている模様。
さて私のM240iの仕様。
色はアルピンホワイトⅢ、内装は標準のアルカンタ-ラ&クロス。トランスミッションは8ATを選択。在庫車なので興味が無かったACC(アクティブクルーズコントロール)が付いていた。
特にミッションはATかMTかは相当悩んだと言える。アルファロメオやランチアなどの左ハンドル&MTを30年近く乗ってきた身としてはもちろんMTが身体に合っていて、でも試乗したときのATの所作が「これもありかな?」という印象だった。私のような古い人間からすればMTに比べてATは下位互換と思っていたのだが、このZFの8HCという形式のATはそんなこともなく、アクセルワークに対して反応がすこぶる良かった。(MTより若干低下するのは事実だが)減速するときにほんの少しの開度を絞ったときのエンジンブレーキの掛かり方が絶妙でアクセルだけで速度の加減速が出来ること、シフトアップダウンのスムーズさに感銘を受けたのである。
調べてみるとこの車をベースにしたレース用モデルは8ATが採用されて24時レースを問題なく戦い抜いていることもわかった。ポルシェのPDKしかり、今という時代は丁度ATがMTを追い抜いている時代に突入していることを実感した。運転を趣味として楽しむスタイルとしてのMTの存在意義はとても大きいのは理解しているが、今回は人生初めてのAT選択をしてみようと考えたのである。3リッターターボからにじみ出る溢れんばかりのトルクをゆるゆると回しながら走るのも一興ではないか。
しばらく、慣らし運転を続けていくが、iDriveの操作系も複雑になっていて後付けカーナビの時代で止まっている脳にはなかなか入っていかないので、人間の慣らしが一番手こずると予想している。